こんにちは。JUNです。
副業でも専業でも、起業家として必須レベルのスキルを紹介します。
それは、ビジネスの構造化とKSFについてです。スキルというより考え方にちかいかもしれません。
この概念がないと、いつまでも時給〇〇円レベルの事業しか展開できず、
収益の拡大をしようにも、どこをどのように改善したらいいか分からなくて困り、
起業って割に合わないなぁ・・・と考えてサラリーマンに戻ってしまったり、不安と不満を抱えたままビジネスを続けることになります。
- ですがこの記事を読むとどうなるかというと・・・・
ビジネスの構造化とKSFを理解すると、自分のビジネス(副業でももちろんOK)で最も収益拡大につながるピンポイントの改善点が見つけることができるようになり、最小の労力で最大の利益を得ることが可能になる。
この視点でビジネスを取り組めば、お小遣い稼ぎしかしていない多くの副業サラリーマンを圧倒的に出し抜くことができます。
ビジネスの構造化とは
ビジネスの構造化とは、一つ一つが分析(改善)可能な作業単位までに細分化することです。
たとえば、せどりを例にあげてみます。
①仕入商品のリサーチ ②仕入判断(と仕入) ③商品化作業(検品、出品、納品) ④商品として販売(価格改定)
このように4つの作業に構造化することができます。
ポイントとしては、細かすぎず粗すぎずに作業の目的や役割ごとにまとめていくことがポイントです。
そんなに難しく考えることはなく、業務マニュアルや手順書を作る時のように仕事を分解するイメージで大丈夫だと思います。
この作業によって、次に説明するKSF(Key Success Factor)を見つけ出すことが容易になります。
KSF(Key Success Factor)=成功の主要因とは
KSFとは、構造化されたビジネスにおいて、
ビジネス全体の成功(収益の拡大)に直結する要因(主要因)を指すものであり、ビジネスの収益を最大化するためにはKSFのコントロールが必要不可欠です。
難しい概念なのですが、これを使いこなせると起業家としての成功がかなり近づくので頑張って理解してください。さきほどのせどりの例で説明します。
まず、せどりの構造化ですがこのようになります。
①仕入商品のリサーチ ②仕入判断(と仕入) ③商品化作業(検品、出品、納品) ④商品として販売(価格改定)
せどりにおいて利益(売上)を拡大するためには、安く仕入れて高く売る、多く仕入れて多く売る、とにかく早く売るなど、まずは①と④に着目すべきだということが分かります。
利益拡大の為に着目すべきポイント(要因)が分かったら次は数値化です。数値化することで初めてその要因を測定することができるようになります。
①の仕入れ、リサーチあれば、
- 1時間あたりの仕入れ金額
- 1リサーチあたりの仕入れ金額
- 商品種別ごとの仕入れ金額
などです。
④の販売であれば、
- 在庫回転率
- 粗利率、粗利額
- 売上額
などですね。
粗利や売上といった要因は、商品の仕入れ金額と商品がどれだけ売れたかで決まります。
つまり、仕入金額を上げて在庫回転率を調整すれば、利益を最大化できると考えることができますよね。
結論として、僕が設定しているKSFはこの通りです。
- 1時間あたりの仕入れ金額をあげること=最低8000円以上をキープすること
- 在庫回転率を調整すること=最低3%以上をキープすること ※仕入れた商品が33日ですべて売れる計算になります。
例えば、”1 時間の仕入れ金額が8000円以下”になってしまったら仕入れ時間帯の見直しや、リサーチ商品種別の見直しを行うなどの改善に着手します。
また、例えば”在庫回転率が3%を下回る”と1か月を超えて商品が売れ残っているということなので、値下げしてでも売り切っていくというような具合です。
このようにKSFを数値で管理し、売上と利益をコントロールしています。
設定した数値はあくまで僕の例ですが、事業を構造化(細分化)してKSFで利益をコントロールする手法はあらゆるビジネスで使うことができます。
ブログでのアフィリエイトの構造化とKSFの例
まずは構造化していきましょう。
①ブログにアクセスする ②商品紹介記事にアクセスする ③セールスレターをクリックする ④成約する(購入する)
よくあるサイトアフィリエイトのパターンです。
つぎにそれぞれの着目ポイントについて数値化していきましょう。
①一日当たりのブログアクセス数 ②一日あたりの紹介記事のページビュー数 ③セールスレタークリック数 ④成約率
このようになります。
ここからKSFを探してみましょう。
例えばこのような場合はどこが改善ポイントとなるでしょうか。
①一日当たりのブログアクセス数=1000ユニークユーザ ②一日あたりの紹介記事のページビュー数=10回 ③セールスレタークリック数=0回 ④成約率=0回
お分かりだと思いますが、セールスレタークリックが0回というのはまずいですよね。どんなに頑張ってブログにアクセスがあっても意味がありません。
この例では、『紹介ページを見られているけどセールスレターに興味がない状態』が想定されます。
まず紹介記事の内容を見直すか、別の紹介記事を新たに作成してみることがいいかもしれませんね。もしかしたら、紹介している商品そのものにも魅力がないのかもしれません。
ここで注意点が一つあります。
改善は一か所のみに絞るということです。
なぜならば、同時に複数のポイントを改善してしまうと、本当に効果があった改善がどれなのかが分からなくなってしまうからです。
改善を重ねて、『紹介記事のページビューが多くレターもクリックされているし成約もある』状態になったらあとは、より多くの読者を集めればいいということになるので、
最後に①のブログアクセス数を増やしていけばいいです。SNSで口コミを拡散したり、記事数を増やしたりという具合ですね。
だいたいこのような流れとなります。
KSFを測定し、一つずつ改善とテストを繰り返しながらビジネスを拡大していくことが起業家の必須スキルとなります。
今回はせどりとアフィリエイトの例を使って、ビジネスの構造化とKSFの測定で利益を効率的に最大化する方法をお伝えしました。
正直、これができると起業は失敗しないと言っても過言ではないです。
というより、大失敗する前に修正または撤退することが容易になりますし、何度も言うように効率的に利益を最大化することも簡単にできます。
自分のビジネスが、副業レベルから大きく脱却し、どんなビジネスでも収益を上げるコツが分かってどんどん拡大していく。
これから何かのビジネス(副業でも)取り組もうと思っている方は、ぜひこの考え方を使ってみてくださいね。
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