グラフだけを見てちゃいけない思わぬ落とし穴。
特に中古を扱っている人は注意。
主な理由をお伝えします。
みなさんこんばんは。
じゅんです。
モノレートはご存知でしょうか。
Amazonで、
その商品がどれくらいの数、どれくらいの値段で売れているかを表すデータです。
Amazonで販売する際には必須といえる情報です。
基本的な見方をおさらいです。
1.ランキングが何位ぐらいか
カテゴリーにもよりますが、10000位前後まではおおむねよく売れる商品と言えます。
商品の種類が少ないカテゴリーですと、数万位ぐらいでもよく売れる商品はたくさんあります。
例えば、僕がよく売っている物でBDレコーダーやヘッドフォンがありますが、15000位~50000位ぐらいでも十分仕入れ対象になります。
モノレートを見る時に、それ以上に重要なポイントがあります。
2.ランキングの動きかた
単純なランキング順位以上に、 ”グラフの動き方” にどういう傾向があるかが重要なポイントになります。
簡単に言うと、グラフが下がった = ランキングが上がった = ”商品が売れた” と見ることができます。
つまり、短期間のうちでグラフが激しく上下している商品ほど売れやすい傾向があるといえます。
まとめると、
ランキングが上位で、ランキングがよく動く(グラフが上下する)商品がよく売れるということになります。
~売れる商品のグラフ~
これは、実際に僕が売ったBDレコーダーのグラフです。
〇が商品が売れているところなので、だいたい1か月に10個売れていることになります。
食品やドラッグストア等の消費系、低単価な商品はもっとグラフの波が激しくなりますね。
上位の商品はほぼ毎日数個~数十個ぐらい売れるような商品もあります。
ちなみに、家電などの値段が高く一度購入したらしばらく使用し続けるような商品は、ひと月に数個~十数個売れるようなら十分に仕入れ対象になると思います。
でもですよ。
これだけ分析してもまったく売れないことがあるんです。
最低価格で出品しても十分利益がでる。
月に数個は売れるはず。
としっかり事前に調査したのにも関わらず、です。
なぜかわかりますか。
たぶん、実際に試した人しか気づかないと思いますので、
僕が経験して分かったことをお伝えしますね。
これは特に中古商品で発生する傾向です。
モノレートで調査したはずの中古が売れない理由
1.実は新品しか売れていない(初級)
実は売れているのは ”新品ばかりだった” という例です。
見分け方はいろいろありますが、
- 新品と中古の出品数を見て、明らかに新品の出品数の増減が多い場合。
- 新品と中古の値段の差があまりない場合は、当然新品がよく売れている。
などでわかります。
これは、事前の調査でしっかり判断しましょう。
2.今の相場が高すぎて売れない(中級)
モノレートの直近3か月ぐらいだけ見て判断すると陥る ”罠” です。
なんらかの理由で、 ”過去よく売れていた時の値段と、今の最安値がかけ離れているとき” は要注意です。
この状態では、売れていた頃の相場に戻るまでまったく売れない可能性があります。
3.コンディション・商品内容に欠点がある(上級)
これが一番気づきにくい落とし穴かもしれません。
みなさんは、最安値が最も売れるとおもっていませんか。
中古に限って言えば、実は必ずしもそうと言い切れません。
例をあげます。
とある中古のBDレコーダーの出品状況です。
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①最安値だが、コンディションは「可」。傷や汚れがおおい。付属品は欠品多し。
②最安値より5000円高いが、コンディションは「良い」。欠品は①と同じ。
③同じく最安値より5000円高いが、コンディションは「非常に良い」。さらに、付属品にB-CASカードが付いている。
※ここでの付属品は、仮にリモコン、AVケーブル、B-CASカードを指します。
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さて、みなさんならどれを買いたいと思いますか。
とにかく最安値!って人は①を買うかもしれませんが、
実際はどうかというと、”買ったらすぐに使いたい” という購入者心理から、実は③でも全然売れるんです。
もちろん、①との価格差や、商品の綺麗さなどの要素も絡むため一概には言い切れませんが、私自身その傾向は何度も経験しています。
”最安値で出品しているのにいつまで経っても売れない。”
”モノレートではよく売れる商品に見えるのに。。。。”
という経験がある方は、
商品が売れたときに、”最安値が更新されているか” を見てください。
更新されていない場合は何らかの理由で ”最安値以外の商品が購入された” 可能性があります。
そしてその理由の多くは以下と思われます。
”コンディションが良く、重要な付属品に欠品が少ない。”
”そのうえで最安値の商品と値段に大差がない。”
理由がわかれば対応ができます。
そのポイントに注意しながら、仕入れを行えばいいだけです。
”悪いコンディションの商品は仕入れない。”
”必要に応じて付属品を別途購入する”
などです。
そうすることで、
”無理に最安値を維持する必要もなくなる上、商品が高く売れる” のです。
これが、”最安値更新し続けて一か月間売れなかった僕の商品” が教えてくれた答えです。笑
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